最後にご紹介
色さえ気に入れば非常にオススメ
モンベルクロノスドーム
重量が2,45sと軽量さにおいてはステラリッジにはかないませんが、この居住性の高さと、何と言っても税込み¥22,800というコストパフォマンスの高さは特筆ものでありましょう!

つまりこれからキャンプツーリングを始めようという初心者にも、ウルサ型のベテランにも非っ常〜にオススメのテントであることは疑いの余地もないのですが、僕はモンベルさんに声を大にして言いたいのです!

こんなにいいテントなのに、何でなのかモンベルさんに問いただしたいのです!!

どーして色が水色なんだ!!??と

え?色なんてどーでもいいじゃんって??
いやだなぁ・・・テントなんてしょせん趣味のものなので、そういう所有感みたいなのは大事なんですよぉ。

でもいいんです・・
もしこのクロノスドームが所有感をもくすぐるカッチョイイ配色だとしたら、我が家にもう一ついつ使うとも知れない用途不明なテントが増えるだけなわけですから。


なんだかんだと「理想のツーリングテントを巡る旅」はこうして一生続いていくのでありましょう。

この苦悩が皆様のお役に立てれば幸いなのであります。

「モノ選びの迷宮」〜テント編〜了
クロノスドームテントの構造
一度ポールを直角に交差させてから張るため、天井付近の居住性が
従来のドームテントよりかなりゆったりしている
一般的なドームテントの構造
さて、長々と書いてまいりましたが、実は「理想のオートバイツーリング用テント」という命題ですと、今までの中でご紹介していなかったモデルの中に、結構いい線いっているテントがあるのです。

それはモンベルの(やっぱりモンベルなんですけど・・)「クロノスドーム」シリーズなのです。

もともとこのシリーズはモンベルさん自体が、ハードな登山などよりもツーリングやバックパッキングに重点を置いて開発しただけあってよく出来ているのは当たり前なのです。

ステラリッジに比べ広々とした前室。
通気性も充分考慮したベンチレーションの構造。

何よりも秀逸なのがポールの取り回しで、従来のドームテントがテントの形状に合わせて鋭角に交差させるのに対して、このクロノスドームは一度直角に交差させた上でテントの形状に合わせて曲がるような構造になっているため、テントの天井付近が従来よりもかなり広々としているのです。(下図参照)
(しかしここはモンベルのHPなのか?ってくらいの詳細ぶりですねww)
とりあえずお約束で
お店の中で張って寝転んでみる
こうして当面の目的であった登山を無事に終えると、僕の「新しいテント選び」熱も一段落してしまいます。これから山は冬山シーズンですので、中年リターン登山者がおいそれと足を踏み入れることは出来ません。

そんなこんなで春になり、街へ出かけたついでにふとモンベルショップを覗いてみると、「ステラリッジテント」の在庫が山積みになっています。恐らく今期分がドカンと仕上がってきたのでしょう。

「う〜〜ん・・・これも多分秋には完売になっちゃうんだろうな〜・・買うなら今のうちだよなぁ」「でも今すぐ必要ってわけじゃないしなぁ」などと悩みながらもキッカケを失っていたある日のこと。

お店の常連さんに「店長〜!モンベルの製品取れるよね?欲しいものがあるんだけど」という相談を受けました。
人生の選択というのは、こういうキッカケの積み重ねです(そんな大げさな・・・)
「あ〜いいですよ!僕も欲しいものがあるんで一緒に注文しておきます」と、僕はそのお客さんのご注文を自分への言い訳にして、発注書に「ステラリッジU」と書き加えました。
ついでに登山靴も新調してしまったのは勢いとしか言いようがありません。

しかしモンベルさんから返送されてきた確認書は、お客さんご注文の品は完売で、「とりあえずテントと登山靴だけ送ります」というもの・・
あら?そーなの?
それだと「お客さんの注文のついでに」という大義名分が無くなっちゃったまま、当面使う予定のないテントと登山靴が届くことになっちゃうなぁ。
まぁそれも縁というものなのでしょう。

このステラリッジを実際にフィールドで使う時はいつやってくるのでしょうか?
コールマンというブランドの微妙さを除けば(笑)
登山にも充分対応可能なコンパクトツーリングテント
ただ隣にテントを張っているカップルが使っていたのが
アライエアライズだったがちょっとイヤでした(笑)
天狗岳山頂付近
この20年間の装備の進歩に
助けられた登山でありました
市場でのこのジャンルでの人気NO1はアライテントのエアライズシリーズでした。
人気の秘密はとにもかくにも、この軽さとコンパクトさです。

収納状態を店頭で見てみたのですが、本体だけ(ポールを除く)ならホントにちょっと大き目のレインスーツ程度の大きさしかありません。

これは魅力的ですし、売れるのも分かります。

しかし僕にはこのテントの造りで一点だけ引っかかる点がありました。

それは「テントの出入り口が短辺側にあり、前室もそちら側にあるため居住性が犠牲になっている」ということでした。
文字にすると分かりにくいので下図を参照してください。
  アライテント

エアライズU 
 登山用テントとして人気NO1のモデル
1,5sという圧倒的な軽さと、
レインスーツ並みのコンパクトさが魅力
重量: 1,5kg

実勢価格:¥41,790
   モンベル
ステラリッジテントU
 モンベルの主力登山用テント
軽量でありながら、居住性も両立
 重量:1.8s

実勢価格:¥38,000
  モンベル
ムーンライトU 
ムーンライトの中でも一番の人気モデル
設営のしやすさ、コストパフォーマンス、重量等
全てにおいてバランスの取れたモデル 
重量:2.6s

実勢価格:¥25,000 
これによる重量増がエアライズに比べ300gというのは、充分に許容の範囲内です。

これで「買うか、買わないか」は別にしても、登山用やコンパクトさに徹したい時のツーリングテントの選択肢は「ステラリッジ」にほぼ絞られてきました。

え?「ムーンライトU」はどうなんだって?
いやいいテントなのは分かっておりますし、登山者に限らずライダーやチャリダー、バックパッカー等に絶大な人気と信頼性を得ているモデルなのは間違いないのですが、実を言うと僕は軽い閉所恐怖症なので、このムーンライトUに代表されるような「ウェッジ型」のテントというヤツがどうも苦手なのです・・・

それとアレですよ・・・「またムーンライトか・・」っていうのも新鮮味という点であまりテンションが上がらないんですよねぇ。

さて、モデルに関してはほぼ心が決まりながら、実は問題点が一点ありました。

この時期モンベルの「ステラリッジU」に関しては、メーカー在庫もWEB通販もともに「今期完売」になっていたことなのです。
「今期」って秋山シーズン真っ盛りをこれから迎える時期じゃないか!
テントみたいな定番品は常時生産してくれよ!・・・などと日頃の自分の仕事のことは棚に上げて鬱憤をぶちまけます(笑)。

しかしまぁ無いものはしかたがありません。
しかたなくヤフオクなどを彷徨えば、みんな考えることは同じなのでしょう。たまにこのステラリッジの「新同品」などが出品されると、ほとんど定価の9掛けくらいまで落札価格が上昇してしまっています。

登山の日にちは迫っているし、テントのように長年の使用が可能で尚且つそれなりの価格がするものを、慌てて他に代替品を見つけて買うわけにはいきません。

しかたなく、僕はその秋の八ヶ岳登山には「コールマンコンパクトツーリングテント」を持っていくことにしました。


テントの長辺側に出入り口があった方が
テントの出入りのし易さや前室の面積の面で有利になる

こういう構造になっているのは、もちろん極力テントを軽量・コンパクト化するための設計思想に基づいているもので、その分幾分か快適さが犠牲になるのはいたしかたないでしょう。
物に限らず、世の中の事象というのは全てこの二律背反の中でのせめぎ合いなのです。

言うまでもなくオートバイウエアも例外ではありませんね。

「その2」で述べたように、雨中の北海道ツーリングで「広い前室原理主義者」になっていた僕にとっては、軽量さとともにそれなりの快適性というものも重要なのでありました。

その点モンベルのステラリッジは、テントの長辺側に出入り口があるため、テントへの出入りもし易く、前室の面積も それなりに確保できています。(下図参照)

出入り口と前室がテントの短辺側にあると、
軽量・コンパクトさと引き換えに
出入りのしやすさや、前室の広さが犠牲になる
2008年の秋のことです。

僕は急にまた山登りがしてみたくなりました。
その年の夏の東北ツーリングの途中に八甲田山登山をしてみたら、これが事の他面白く、また最も心配だった体力面でもコースタイムからあまり外れることもなかったため自分なりには合格ラインでした。

そこでいよいよその秋に、一泊二日でのテント泊登山から再開することにしてみたのです。

さて、久しぶりのリターン登山者でもそれなりに安全で楽しめる山はどこだろう?と考え北八ヶ岳をチョイスします。

山は決まったものの、登山用具はどれもこれも学生時代に買い揃えたものばかりで、旧態然としたものばかりです。
ここは中年オヤジらしく、「道具で体力の衰えをカバーしよう・・・」と、ザックから雨具から何もかも買い換えたわけですが、さてテントはどうするべきか??とまたしても迷宮に嵌り込みました。

既にたった一回の登山のためだけに数万円のお金を使ってしまっています。
「アフォかオレは」と思いつつ次から次へとモンベルさんへと資金を注いでしまっていたわけですが、登山用のザックや雨具などは他では代替のきかないものです。
登山のための装備というのは、オートバイのそれと同様、安全のための必需品であるためケチるわけにはいかないのです。(誰に言い訳してるんだオレは?ww)

しかしなぁ・・・
テントはなぁ・・・無いわけじゃありません。

もともとがムーンライトVは登山のために買っているわけですし、昔はそれで不満なく使用していました。
しかしテントを担いだ単独登山は思い返せば学生時代以来なわけです。
40代も半ばになろうというワタクシに3s超のムーンライトは文字通りちょっと荷が重いわけです。

それにもう長年の酷使でムーンライトはヨレヨレです。

じゃぁコールマンは??というとムーンライトよりは軽いものの、軽量山岳用テントと比べるとまたちょっと重めですし、それにそもそもがこのコールマンのテントは、登山のような使用状況はあまり想定されて開発されていません。

うーーーん・・・登山用にもう一つかぁ??
さすがに無駄使い過ぎるだろうと思いつつそれなりにこのジャンルについても調べてみます。

オートバイツーリングでも「軽量コンパクト装備」を信条としている方には、このジャンルのテントについては関心があるかと思われますので幾つかピックアップしてみましょう。
まずは住居から テント選びの迷宮 番外編