これこそが新富士バーナーが満を持してリリースした
レギュレーター装備のカセットガスコンロです
もうちょっとコンパクトになれば100点満点ですが
そんな日がやってくるのもそう遠いことではなでしょう
ユニフレームの純正プレミアガス。
これを在庫しているようなお店ならば
絶対にイワタニかEPIのカートリッジが
手に入るはずです(笑)
室内ならばゴオゴオと元気良く燃焼するんですけどねぇ・・・
下北半島のキャンプ場にて
自慢のコンロが生ガスを噴出し呆然の図・・・
イワタニ
カセットジュニア
バーナー2 
  イワタニの製品だけあって入手し易く、価格も安いです。
北海道ではこのコンロを使ってる人をよく見ました。 
 火力:2,300Kcal
実勢価格¥3,800前後
 新富士バーナー
G’z
Gーストーブ
STG-10
   独特の収納方式で、薄型の金属ケースの中にコンロ本体を収納することができます。
メカニカルでなかなかカッコよろしい。
 火力:2、500Kcal
実勢価格¥5,000前後
ユニフレーム
(UNIFLAME)
USーTRAIL オート 
   数値上は一番ハイパワー。
収納状態はこの三種類の中では一番コンパクトです。
火力:3,000Kcal
 実勢価格¥6,500前後
オートバイツーリングの場合、それ程低温下での使用は想定しなくてもいいのですが、真夏の東北で性能が発揮できないのはちょいと問題です。北海道ではもっと冷え込みますし、夏の北海道で使えないとなると僕の用途からすると結構厳しいと言わざるを得ません。

翌日は八幡平でキャンプをしたのですが、結果は同じようなものでした。

メーカーさんを責める気は全くありません。
ナゼならばメーカーさんは「冷えに強い純正のプレミアガス」の使用を推奨しているからです。
100円ショップのカセットコンロ用カートリッジで性能を発揮できないのは、このコンロの根本的な欠陥でないことは強調しておきます。


しかし・・・しかしです。
この手のコンロの最大にして唯一のアドバンテージは「燃料の入手の容易さ」であることに異論はないでしょう。
それこそコンビニでも100円ショップでも燃料が手に入るということは、日本国内のツーリングならばまず燃料の入手で苦労することがない・・というところが最大の魅力なわけです。

メーカーさんが純正の「プレミアガス」を推奨するのはよく理解できるのですが、今や大手三社(EPI,イワタニ、スノーピーク)のガスカートリッジですら大きめの町のホームセンターで手に入ります。

すなわちユニフレームの純正プレミアガスが手に入るような環境であれば、絶対に100%EPIやイワタニのカートリッジが手に入ります。
メーカー同士は絶対に認めませんが、大手三社のカートリッジに互換性があるのは誰もが知るところです。

「燃料入手の容易さ」というアドバンテージが崩れてしまえば、あえてコンパクトさに欠けるカセットガスコンロを使い続ける理由はありません。

残念ながらこのUS-TRAILはこのツーリングを最後にお蔵入りとなってしまいました。
(それでも手放せないのがアウトドアグッズの魔力なのですがww)
そんなわけで、僕はこのツーリング以降結局のところメインコンロはスノーピークの「地」に落ち着いています。カートリッジを持ち歩く面倒くささは、ランタンのパワーソースをガス以外のもにすることによって解決しました。

コンロのみならば一週間のツーリングで朝晩毎日自炊しても二つあればかなり余裕があります。

「地」で問題ありません。「地」こそが僕のツーリングスタイルに最も相応しいコンロなのです。

結論は出ました。

まあ結局のところ振り出しに戻って最初に買ったEPIのものでも全く問題なかったわけで、この20年間はこの螺旋的回帰のためにあったとも言えるわけですが、ある日アウドアショップのHPを渡り歩いていて、僕はとある商品のページでマウスを持つ手がピタリと止まりました。

それは新富士バーナー社が開発したばかりの新型コンロでした。
そして燃料はこの会社の得意とするカセットガスです。

「はぁ??凝りんやっちゃなぁ」とお思いでしょう。僕もそう思います。

しかしこのコンロは画期的なシステムを備えていました。
連続使用によるドロップダウン現象を抑止するレギュレーターを装備したのです!(詳細はコチラへ)
新富士バーナーとしては、カセットガスの弱点というものをちゃんと把握していて、それを克服した商品の開発に成功したわけですが、よっぽど自信があるのか従来型と比較した動画なんかも公開しています。
 
僕はこのコンロを早速近所のお店に見に行きました。
「うーむ・・・悪くない!悪くないぞ!・・・しかし・・いや無いものねだりなのは百も承知で言えば、コレがもうちょっとコンパクトなら言うことないんだけどな〜」

しかし技術の進歩というものは我々素人の想像を超えています。
ここ20年間のアウトドアグッズの進歩を見ればそれは分かります。

きっとそれ程遠くない将来、カセットガスを燃料としながら、「地」よりもハイパワーで「地」よりもコンパクトなコンロが生まれるに違いない!!・・と僕は信じています。

そしてその日がやってくるまで僕のコンロを巡る旅は終わりそうにありません。

コンロ選びの迷宮〜了〜
この中ではイワタニの「カセットジュニアバーナー」は北海道で一ヶ月二ヶ月長旅をしているライダーやチャリダーが使ってるのをよく見かけました。
何と言っても「イワタニ」というブランドの安心感や価格の安さ、それにホームセンターやちょっとしたスポーツ用品店ならどこでも売っている入手のし易さしなども人気の秘密なのでしょう。
ネットのレビューを読んでいても非常に評価が高く、オートキャンパーがツーバーナーのサブ機として使っている例なども多いようです。

僕もまずはこれを候補にして、アウトドアショップの店頭で実際に手にとってみたのですが、これが収納サイズがちょいとデカイんです。
いや・・・普通のオートキャンプ用のコンロからすれば充分コンパクトなのですが、どうしても比較対象がスーノーピークの「地」になってしまうので、イワタニさんには酷ですがちょっとこのサイズは大きすぎるなぁ・・・という印象になってしまいました。

次に新富士バーナーのG'zストーブですが、コレはなかなか男の所有感をくすぐる造形で、アルミ製の収納ケースにパタパタと畳んでしまうと非常に薄くなり携帯性も良さそうです。
ただしネットのレビューなどでは「火が一点に集中し過ぎる」という意見がちょっと目立ちました。

最後にユニフレームのUS-TRAILですが、これが収納時のサイズが一番コンパクトでした。
もちろん「地」に比べればデカイのですが、収納袋が柔らかい布製ですので荷物の隙間などには突っ込みやすそうです。

またこの機種だけカートリッジと本体が別体式で、調理をしながらの火力調整もやりやすそうです。
カタログ上の出力も一番強力ですし(まだそこから抜けられないww)、最終的に僕はこの「US−TRAILオート」を新たな伴侶に決定しました。

デビューは2006年の東北ツーリングです。
燃料は家庭に残っていたカセットガス用のものを持ち出します。これがこういうコンロの醍醐味ですよね。

この年、東北へは新潟から日本海沿いをひたすら北上したのですが、秋田県までは連日昼間は最高気温37℃に達する猛暑で、夜になっても気温が下がらずにテントの中では裸でも汗だくになるほどでした。

しかし幸いなことに天候に恵まれ、暑ささえ我慢すれば初めて行く東北の景色に魅了された素晴らしいツーリングで、新しいコンロの使い勝手もよく、この時点では何の不都合も感じませんでした。

・・・・そう・・この時までは・・・

青森県に入ると気温は急激に涼しくなり、津軽半島や下北半島ではメッシュジャケットでは寒いほどで、夜もキャンプ場ではTシャツの上に登山用のウールシャツを着込んでちょうどいいほどの肌寒さとなりました。

そして「やれやれ・・ようやく夜もゆっくり眠れるな・・・」とむつ市のキャンプ場でコンロに火をつけ米を炊いていた時のことです。
それまで快調に燃焼音を響かせていた我がUS-TRAILから不穏な音が響きだしました。

ブシュ・・・ブシュブシュ〜〜・・

それと同時に明らかに不完全燃焼のオレンジ色の炎が噴出しています。

「げ!?ドロップダウンか!?」

慌ててビッシリと表面に汗をかいたカートリッジを握り締めて暖めると何とか燃焼が安定し始めました。しかし離せばまた生ガスを噴きだします。ちなみに燃料はまだ半分以上残った状態です。

う〜〜〜む・・・
いくら東北の最北部とはいえ、季節は真夏のことなのです。しかも限りなく市街地に近い標高も低いキャンプ場の中でのことです。恐らく外気温は10℃台の後半でしょう。

正直このガセットガスカートの「寒さへの弱さ」は予想外でした。


さて、調べてみるとカセットガスコンロのカートリッジを使用するキャンプ用のコンロというのは、本格的な登山用のガスコンロとはユーザーも住み分けているようで、メーカーも被りません。
イワタニはカセットガスの分野でもトップレベルのシェアですので参入してきておりますが、EPIやスノーピークはこの分野にはあまり関心がないようです。

逆にユニフレームや新富士バーナーなど、本格的な登山用コンロの分野ではあまり聞かないメーカーが熱心に幾つかの製品をラインナップしています。

それでは例によって、「カセットガスのカートリッジを使用する、ソロキャンプに最適なコンパクトコンロ」という条件で購入対象を絞ってみましょう。
2006年当時、大体以下の3種類が市場の人気を集めているようでした。
火を起して猿から人へ コンロ選びの迷宮 その4