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本日のルート
富良野〜札幌〜苫小牧 約190km
あああああ・・
帰りたくない帰りたくない帰りたくない帰りたくない帰りたくない誰かこの船乗っ取らねーかなぁ?オレ喜んで人質になっちゃうよてかむしろ協力しちゃうかも?何か合法的且つ誰にも責められず責任も問われないで北海道に戻る方法はないものかなあそれにしても帰りたくない帰りたくない帰りたくな・・・
帰りのフェリーも、行きと同様深夜に出航して翌日の夜8時半に目的の港へ接岸します。

船の設備も大体一緒ですので、フェリー内での過ごし方は往路と同じと思って差し支えないでしょう。

基本的に食っちゃ寝してれば着きます。
それに恐らく帰りのフェリーは昏々と眠り続けてしまうに違いありません。

ツーリング中は気分が高揚していますのであまり気がつかないかもしれませんが、相当疲労はたまってると思います。
特にキャンプツーリングも初めてだった場合は尚更です。

帰りのフェリーは明日からに備えて充分体力を回復させるための時間でもあります。

え?何??まだ興奮がおさまらない??

そうですか。
それならばフェリーの中をウロウロしてみてください。

やっぱり同じように興奮覚めやらずフェリー内を徘徊しているライダーが一人はいるはずです。
その人をつかまえて「どの辺周りました?」とか声をかけてみましょう。

その結果があなたの睡眠時間を大幅に削ることになっても僕は責任はもてませんが・・・


そして僕はこの帰りのフェリー内で、毎年同じ妄想にとりつかれています。

「頼むから誰かこのフェリーをシージャックして『北海道に戻れ』とか船長に命令しないかなー」と。

そうなれば不可抗力です。
人命尊重のために船は北海道に戻らざるを得ません。

僕に責任はありません。僕は悪くありません。
でも北海道には戻らなくてはなりません。

なんたってシージャックっすから。フフフ・・しょーがないよね・・・

ハハハ・・・人命が大事だもんね。仕事先には迷惑かけるけどさ・・・オレが悪いわけじゃないしさ・・


・・・ウフフフ・・・アハハハハ・・・・


ィヤッフォーーーッ!!北海道に逆戻りだぜベイベーーー!!

・・しかし今のところこの妄想が現実になった試しはありませんな。
帰りのフェリー内の過ごし方
苫小牧東港に無事到着・・
フェリーターミナルの場所がこんなにも分かりにくいのは、「帰りたくない」という
憂鬱な気持ちをしばし忘れさせるための新日本海フェリーの粋な計らい・・
・・のわけはないよなぁ・・
以前、札幌で買い物といえばススキノのランドマーク「ロビンソン」というのが定石だったのですが、現在は「ラフィラ」と名前を変えています。
ただし我々観光客がお土産を買うような専門店にはそう変わりはないようですので、ここに寄ってお土産を買っていきましょう。

職場や義理のお土産は全部自宅に発送してしまっていますが、妻への土産だけは手渡しを心がけています。

皆さんここ大事ですよ!!来年以降も北海道に行けるかどうかはここにかかってると言っても過言ではありません。メモしといてくださいね!!

さぁお土産の買い忘れはないですか?
いざとなったらフェリーの中にも北海道っぽいお土産も売ってますのでここで買い忘れてもそんなに焦ることも無いでしょう。
ただしつこいようですが、奥さんだけには・・奥さんだけには忘れてはなりません!

あ、それとついでに晩飯も札幌で済ましちゃいましょう!

「上陸編」でも書きましたが、苫小牧のフェリーターミナル付近には飲食店はおろかコンビニすらありません。フェリーの中での食料などもなるべくコンビニなどがあるうちに買っておきましょうね。

食事が済めば札幌にももう用事はありませんね。

行きにはあれほど輝いて見えた札幌の喧騒も、今はもうそれほどの輝きを放っていないはずです。
苫小牧までのラストランに向かいましょう。

しかしですね。

北海道は最後まで私たちをドキドキさせずにはおりません。

新日本海フェリーの発着する「苫小牧東港」までへの道は、何回経験しても「ホ・・・ホントにこの道で合ってるの??」というドキドキ感を払拭できません。

とにかく道はどんどん真っ暗になっていくは、標識には土地勘の無い者にとっては合ってんだかどーだか全然分からない地名しか書いてないは、「フェリー乗り場」の案内看板は本当〜〜〜に直前まで一枚も無いわ・・・で、さっきまでのメローな気持ちもブッ飛ぶくらい焦ります。

ある時など、信号待ちで隣に止まった乗用車の運転席から半泣きの女性に「フェリー乗り場ってこっちでいいんですかぁ〜???」とすがりつくように聞かれたりしたことがあります。

もう彼女も不安でいっぱいだったんでしょう!分かりますよ!何度来たって不安にかられますもん。

もちろん僕は彼女に聞こえるかどうかの小さい声で「・・え〜っと・・多分・・・」と答えました。

ゴメンね〜。オレも自信ないのよ・・

ここはぜひ新日本海フェリーさんには看板の増設などを求めたいと思います。
何かと大変な時だとは思いますが、ここはぜひお願いしますよ〜。

それと苫小牧近辺で、道路標識に「フェリー乗り場」と書いてある場合は、大体「苫小牧西港」(太平洋フェリー)のことですので注意してくださいね!!
苫小牧西港と東港とではかなり離れてますので、間違いに気がついたときはもう後の祭りです。

ここはいさぎよく諦めてもう一日北海道を楽しんでから帰りましょうね。

目出度く無事にフェリーターミナルに着いたらお疲れ様!

ここがあなたの夏の終着点です。

そしてまた来年の夏の始まりでもあるのです!!
札幌時計台です
最初は何だって嬉しいんですよ!!
不思議なことに、道東ではそこらじゅうにあったホクレンもセイコマも札幌に近づくにつれて数が減ってきます。気のせいかもしれませんが、それがまた寂しさに拍車をかけてしまいます。

意味もなくShellやセブンイレブンに悪態のひとつもつきたくなってきますネ。

まぁつかれた方もいい迷惑だとは思いますが・・・

そんなこんなで札幌に着いたら、買い物をする前に時計台にでも寄ってみましょう。
恐らく何回北海道に来ようとも時計台に行くのはこの一回きりと断言できますが、とりあえず最初ですから。
こんなモノとかに至るまでですね・・・
こんなモノとか・・・
例えばこんなモノとか・・
さて、富良野観光も済ませましたらいよいよ帰路へと着きましょうか?

苫小牧発のフェリーはPM11:30発ですので、まだまだ時間には余裕があります。

このままダイレクトに苫小牧まで行っても時間を持て余すだけですので、また札幌にでも寄っていきましょうか?

札幌は往路で寄っていますので、「もう都市部は懲り懲り」という方は日高とか夕張なんかに寄りながらユルユル苫小牧に向かうのもいいでしょうけど、僕が最後に札幌に寄ってから帰るのはやっぱり「お土産をまとめ買いするのに便利」だからなのですね。

一週間以上仕事も家庭も放っぽり出して一人で遊んでたのです。

「あー楽しかった!」だけでは済まないのが社会人というものです。


ただ富良野から札幌まで一直線にズバーンと抜ける道って無いんですよねー。

多分カーナビで検索すると「旭川から高速に乗れ」と指示されるんでしょうけど、バイク乗りはもちろんそんなルートは取りません。

まぁ行き方は色々ありますが、道道135号線から一度R452に合流して、そこから道道116号線で三笠に出るのが順当なんじゃないかと。
このルートは三笠までは全然混まないですしね。


さぁ・・・

段々と札幌に近づくにつれて、いよいよ「ツーリングの終わり」も秒読み段階に入ります。

あなたは多分、目にする「北海道ならでは」の景色ひとつひとつを目に焼き付けようとするでしょう。

そしてそれらひとつひとつが狂おしいくらい愛しくてたまらないはずです。

♪やるなら今しかねぇ〜
「石の家」ですね。
2002年頃は「黒板五郎が静かに暮らしています」という看板が立っていて
側までは行けなかったのですが、今はどうなってるんでしょう?
ごく普通のライダーで、毎年欠かさず五郎さんの家に行ってるって人もそうはいないと思いますが、最初ですからね。一応こういう有名観光地は行っておきましょう。

例のテーマソングが延々と流れる中、必ず一人は口をゆがめながら「ホ・・ホタルー」とか言ってる人がいますのでそういう観察を楽しむのもいいでしょう。
ホ・・ホタルー!ジューン!
水が・・通ったぞー!!
あの燃えてしまったはずの丸太小屋です
正吉ー!お前のせいじゃないぞーっ!
世の中何にでも「終わり」というものがあります。
特に楽しい時間はすぐに終わりがやってくるのも世の常なのであります。


今日の朝、目が覚めた瞬間からあなたの胸の中には、どんよりとした憂鬱が居座っていることでしょう。

今晩のフェリーに乗ってあなたは帰らなくてはなりません。遊んでいられるのも今日までです。

またこんな日に限ってたいてい空は雲ひとつ無い青空です。

僕はどういうわけかこれまで北海道の最終日の晴天率100%なんですね。
この爽やかな青空がかえって胸の憂鬱を濃いものにしてしまいます。

ノロノロとテントの撤収を済ませたら、出かけましょうか?

せっかく富良野に来ているのです、あのドラマが好きでも嫌いでもまずは「五郎さんの家」でも行っておきますか。
(て言うか結構好きなんですよね「北の国」から・・)
さらば北海道!また来年の夏に!・・・の巻
初めての北海道ツーリング!(一週間編) その9