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中標津で夕立に降られ、開陽台への道へと急いでいると雨が上がりました
そこで空を見上げるとこの色!!

普通のコンパクトデジカメで、普通に「オート」で撮ったらこんな色に写りましたが、実際はもっと凄い色でした
おまけその2 中標津〜開陽台の途中で見かけた夕日
これがウトロ一休屋さんの鮭親子丼です
子供舌の僕でも唸る美味しさ!
ちょっとオマケです。

ここまで読まれた方はお気づきのように、僕のこのガイドには「グルメ」系の話題がほとんどありません。

せっかく北海道まで行ったんだから、何か美味しいものでも食べたいよ!!って方には大変申し訳ないのですが、僕、あんまり食い物に執着が無いんですよ・・・

そんなわけですので、せっかくの北海道なのに北海道の美味について何一つお伝えできないのが心苦しいのですが、数少ない情報といたしまして「ウトロで食事をするならここへ行こう!」というお店だけお教えいたしますね。

まぁツーリングマップルにも載っているほどの有名店ですので「今更」感がなくもありませんが、ウトロの「一休屋」さんの「鮭親子丼」は、こんな僕でも感涙に咽ぶ美味さです!

タイミング的にウトロで昼食をとられるのなら、ぜひ「一休屋」さんへどーぞ!
僕が行くといつも売り切れなのですが「ウニ丼」も絶品だそうです。

お値段も本州に比べたら信じられないくらいリーズナブルですよ。

オマケ・・・ウトロで食事をするのなら
直木賞を受賞したことでも話題になった、作家佐々木譲氏のオートバイ小説「振り返れば地平線」ではこの地と、この地に集まるライダーが物語りの核心部分でした。

ここにはレストハウスもありますので、ぜひゆっくりと休んでこの360度遮るもののない絶景をご堪能ください。

ここの名物的な喫茶店だった「ハイジの家」は残念ながら2006年に営業を終了し、現在は「カフェ開陽台」へと姿を変えています。

さぁ、本日は見所たくさんの忙しい日ですので「前・後編」に分けてご紹介いたします。

「前編」はこの辺りにて。
夜中に降った雨が朝方に止むと、開陽台に見事な虹がかかりました
宗谷岬同様「お約束」というのは大切です
雑誌や小説によって、実情以上に祭り上げられた感もなきしもあらず・・・開陽台です

絶景であるのは間違いありません
必ず立ち寄りましょう!
  今まさにあなたは開放感の絶頂にいるはずです
ここが道道975号線  通称「開陽台北十九号線」です
羅臼はウトロに比べると静かな町です。

ウトロが知床観光の中心基地になっているのに比べるととても地味な印象を受けますが、知床峠を境に天候が真逆になっていることが多いのも双方の町の印象がかなり異なる要因かもしれませんね。

興味がある方は「ひかりごけ」という映画の舞台にもなった「マッカウス洞窟」が近くにありますので見学してみるのもいいでしょう。

羅臼からはR335を南下していきますが、天気が良ければずーっと左手に国後島が見えているはずです。

標津辺りでその国後島に別れを告げ、海沿いから内陸部に入りましょう。
R244を右折し、程なく現れる道々975線の標識に従い左折します。

と・・・どうでしょう?

あなたが走っている道は圧倒的な直線になっているはずです。

左右は牧草地。
その中をゆるやかなアップダウンを繰り返しながら、地の果てまで続くかと思われるような直線道路・・

多くのライダーが「北海道!」としてイメージする典型的な景色が、今あなたの目の前に広がっているかと思われます。


遠慮はいりません。
誰に見られるわけでも聞かれるわけでもないのです。
心のそこから絶叫してください。号泣してください。

今まさにあなたが走っているのが「北海道」なのです。

多くの雑誌にも使われる、「北十九号線」の永遠かと思われる直線路が左にカーブする手前、右手にとある施設の看板が立っているはずです。

そこが北海道を旅するライダーにとっての約束の地。

聖地「開陽台」です。
国後島です
あそこはもうロシア領なんですね
領土問題には議論が色々とございますが、元々はアイヌ人の領土です
知床横断道路は北海道では珍しい豪快なワインディングロードですので、直線ばかりで食傷気味も方もここでウップンを晴らしましょう!
ただ観光バスや家族連れの車も多いので、スピードは控え目に!

冗談ではなくシカとの衝突事故も多発してますしね。

道はグングン高度を下げ、羅臼に向かうにつれ、海の向こうにポッカリと浮いた横長の島が見えるはずです。

そうです。あれが国後島ですね。
知床峠からの羅臼岳
この景色も北海道ツーのハイライトのひとつです!
昨日同様、本日も知床観光に時間を割くために一日の走行距離を抑え気味ししております。

午前中はしっかりと知床を堪能しましょう!

とは言え、今日はここからがまた見所たくさんですので、そんなにノンビリもしていられません。
知床五湖から戻ったら早速横断道路に戻り、羅臼を目指します。

知床峠ではぜひ休憩と記念写真を!

天気が良ければここから羅臼岳がドドーーンと見えます!!
この状態がデフォルトだと思いましょう!
ヒグマの棲家に立ち入っているというスタンスを忘れずに!
  神秘的な知床五湖の風景
これは確か「二湖」だったかな??
さて、この自然センターから「知床五湖方面」への道が分岐していますので、そちらへハンドルを向けます。

駐車場にバイクを止めたら、湖散策に出かけましょう!
それはも〜〜素晴らしい景色ですよ!!

ただし、知床五湖の「五湖」全てを周れるのはかなりの幸運が必要です。
僕は北海道へ行くたびに訪れていますが、今のところ大体五湖のうち手前の二湖しか見られたことがありません。

奥の三湖はほとんどの期間「ヒグマ出没につき立ち入り禁止」になっています。

あまりに毎年同じ状況ですので、「ホントにヒグマなんか出るの?管理するのが面倒だから立ち入り禁止にしてるんじゃないのぉ?」と憤っている方もいらっしゃるのですが、知床のレンジャーさんたちはもうそれはそれは苦労してるんですよ。

毎日遊歩道をパトロールし、ヒグマ出没の痕跡や、食べかけの鹿などを隠している「土饅頭」を発見すれば即立ち入り禁止の措置をしなくてはいけません。
心無い釣り人や観光客の捨てたゴミや、自然死したエゾジカの死骸などがヒグマの出没を誘発しないように拾い集めたり、実際にヒグマと遭遇した場合はゴム銃によって威嚇し観光客との遭遇を未然に防いだり・・・といったことを毎日毎日毎日繰り返し、その結果が「三湖。もしくは五湖全て立ち入り禁止」なのです。

知床のヒグマはあんまり性根が悪い個体はいないそうなのですが、ここ数十年人身事故が一切発生していないのは、こういうレンジャーさんたちの日々の努力の賜物なんですね。

そんなわけですので、まぁ「知床五湖」はそのうち二湖見られればラッキーくらいの気持ちで散策しましょう!
知床(特にウロト付近)の鹿の多さはまさに奈良公園のような有様です
その上人間を見てもほとんど逃げません

だからと言ってエサなんかあげちゃダメですよ!!
この辺りを歩いていると、驚くのがウロウロしている鹿の数です。

僕もそうでしたが、最初は「オオオーーーッ!!鹿だよ!!」などとテンションMAXになって写真など撮りまくると思いますが、そのうち5分に一回くらい目撃するようになり、あんまりこちらの姿を見ても逃げ出さない様子などを見るにつけ、「なんだよ!?ここは奈良公園かよ?」みたいな突っ込みのひとつも出ようというものです。

最後には走行中に道路に出てくるのに遭遇したりすると「危ねーだろ!(オレが)」と悪態までつくようになってしまうでしょう・・・

とにかく知床はどこもかしこも鹿だらけです。

知床だけでなく、近年北海道ではエゾジカの増加が問題になっているみたいですね・・・。
まぁ減れば問題視し、増えれば問題視し・・・で勝手な人間側の都合なんですけどねぇ。


下から見上げるとこんな感じです
カヌーツアーで行きました〜!
遊歩道の展望台から見た「フレペの滝」です
おっはよーございまーっす!!

昨日実のウトロの夕日は如何だったでしょうか?

素晴らしい夕日を見ながら「オレ、こんな風に夕日をゆっくり眺めたのなんて・・何年ぶりだろう・・??」なんてちょっと人生を振り返ったりしちゃいませんでしたか?

さて、あなたは今ツーリング気分もピークのはずです。

名古屋を出てから5日目。

そろそろツーリングのペースに身体が馴染んでくる頃ですね。曜日もイマイチ定かでなくなってきています。
その上まだ残りの日数は3日もあるときた。

そして今日のスケジュールは、間違いなく北海道ツーリングのひとつのクライマックスです。
間違いなく「メインディッシュ」の一日です。

ファーストガンダムで言えば「ア・バオア・クー」ですよ!

さぁでは出発しましょーか!


まずはキャンプ場を撤収したら知床横断道路方面へ向かってください。

ほどなく左手に「知床自然センター」が現れます。

ここはぜひ寄ってみてください。

お土産も色々(「熊出没注意!」グッズがたくさん!!)売ってますし、知床観光案内所にもなっています。

またここでは、有料ではありますが、「ダイナビジョン」による知床の美しい自然を紹介する迫力ある映像が楽しめますので、時間が合えば観てみるのも思い出になりますよ。

ここから「フレペの滝」まで遊歩道がありますのでここはぜひバイクを止めて歩きましょう!
往復で大体30〜40分程度です。
この景色こそが北海道なのだ!・・・の巻(前編)
初めての北海道ツーリング!(一週間編) その6