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本日のルート
札幌〜稚内約300km
本日の走行はここまでです。

お疲れ様でした!

いよいよツーリングらしくなってきたでしょ??

オロロンどうでした?最高でしょ?
でもまだまだ初日です。

明日からも、毎日こんな感動が続きます。期待を胸に眠りにつきましょう〜!

あ・・最後に注意しておきますが、本日のルートのメインはあくまでも「オロロンライン」であって、決して三毛別ではありませんので勘違いなきよう(笑)。

ではおやすみなさ〜い!
ノシャップ岬です
宗谷岬の影に隠れて今ひとつマイナーかもしれませんが
ぜひ立ち寄ってみましょう!
さあ、ここまで来れば稚内ももう目と鼻の先です。

着いてみるとちょっと驚かれるかもしれませんが、稚内は結構大きな街です。

どうしても「最果ての町」ってことで寂れた雰囲気を想像しがちですが、北海道の中でもそこそこ大きい街なんじゃないでしょうか?

よって宿泊場所に困ることはまずありません。
キャンプ場もライダーハウスもいくらでもあります。

以前は稚内っていうと、ライダーは皆稚内ドームにテントを張ったものですが昨今の事情は定かではありません・・・
稚内には「森林公園キャンプ場」という無料のキャンプ場もありますので、まあ現地で様子を見ながら気に入った方を選ばれるといいと思います。

こんな市街地なのに、2002年にはこの森林公園キャンプ場も熊出没のため閉鎖されていりましたが、現在は再開されているようです。

どこでキャンプをしても、食事や風呂に困ることもありません。


時間があればのノシャップ岬まで足を伸ばしてみてもいいでしょう。晴れていれば夕日がキレイですヨ!
サロベツ原野にはぜひ立ち寄ってみましょう!
  これが通称「オロロンライン」の景色です

原野の中をひたすら一本道が続きます

ただし今のところこの晴天の中この道を走ったことがありません・・・今年こそは・・??
さて、こんな微妙な観光ポイントの説明で、すっかりスペースを割いてしまいました。

気を取り直して本来のルートに戻り、また景色を楽しみましょう。

海沿いの道を淡々と走れば、「稚内○○km」の道標の距離がグングンと縮まってくるはずです。

基本的に一本道ですので「稚内方面」への標識に従って走れば問題ないのですが、一点だけ注意点があるとしましたら、手塩の道の駅を過ぎましたら、R232ではなく道道106号の方に入ってください。

稚内方面への標識に従うとR232に誘導されてしまいますし、トラックなどはこちらを走りますのでついついうっかり着いていきそうになるのですが、実はここから先、この道道106号線こそが通称「オロロンライン」。まさに本日のメインディッシュなのであります!!

多くのライダーが「北海道」としてイメージする景色と道は、道東の次がこの「オロロンライン」と言っても過言ではありません。

電柱も信号もない原野の中をひたすら真っ直ぐな道が続き、天気が良ければ左手に利尻島が見えてきます。

この道を走っている時間ほど「今まさに憧れの北海道を走っているんだ!」と実感できる時はないでしょう。

存分にこの至福の時間を楽しんでくださいっ!!

途中サロベツ原野もありますので、ぜひ立ち寄ってみましょう!

現地に至る直前の数百メートルは未舗装路です
人家なども全く無い原生林の中です
施設の近くに無造作に落ちている羆の糞
内容物からも分かるよう、
羆ってほとんどは植物を食べてるんですけどね・・
僕がこの地を訪れたのはまだ午前8:30くらいでした。

無人(無料)の施設ですので、管理人らしき人はおらず、もちろん僕以外の観光客なんか一人もおらず、辺りは原生林に囲まれ、シーンと静まり返っています。

道はここで行き止まりで、あまりの静寂に息苦しくなるほどです。

こんな事件の跡地ですし、周囲は無人の原生林ですし、今まさにその木の陰からヒョイと羆が顔を出してもおかしくなさそうです。

実際周囲は「今朝出しました」と言わんばかりのフレッシュな熊の糞がボタボタと落っこちていました・・・

謎の小熊像・・
可愛さ具合も中途半端・・・
ここで起こったことの概略が記されています
かなり恐ろしいです
画像をクリックで拡大します
この施設の最大の売り物がこの巨大なハリボテです。
いくら巨大な羆だったつっても、この縮尺はおかしすぎるだろっ!?
当時熊に襲われた家屋を復元・展示してあります
現地に近くなるとこんな看板が見え始めます
場所はこの辺りです
お待たせいたしました!

いよいよ本日より本格的な北海道ツーリングの始まりです。パチパチパチパチ!

え〜〜〜・・・色々ご意見あるかとは思いますが、初めての北海道なのです。
やっぱり「最北端」は外せないでしょう。

本日はひたすら最北端を目指して北上してまいりましょう。

距離もそれなりにありますので、朝はちょっと意識して早めに出発しましょうネ。
夏ならば、もう6時くらいから走行可能です。
まぁそんなに早くから出なくても、一日あれば余裕で稚内まで行けるのですが、何度行っても最初の朝ってウズウズして早めに出ちゃうんですよね。

札幌からですとR231を使って北上します。
前の晩に新川まで来ておりますと、ほとんど渋滞の心配もありません。

最初のうちはまだ普通の郊外の景色なのですが、空と道の広さは既に北海道ならではの雰囲気を醸し出しています。

そして道が石狩辺りを過ぎた頃でしょうか?

下り坂の先のカーブの向こうに、パ〜〜〜〜ッと海が広がります。
ここはね〜〜。何度通っても感動的ですよ。

さぁここからはもう「左は奇石・奇岩の点在する海、右は丘陵地帯」という景色が延々と、そりゃもう延々と続きます。でも不思議と「退屈」は感じません。

増毛、留萌・・と時々街が現れ、また元の景色に戻ります。
留萌辺りが稚内までの間で最後の「街らしい街」になるでしょうか?
何てたって留萌にはモスバーガーがありますからっ!

出発がゆっくり目だった方は留萌で昼食をとるといいでしょう。
この先あんまりお店らしいお店もなくなりますし。

道は益々「真っ直ぐ度」を増し、右の丘陵地帯に風力発電用の風車が並んでいる景色が目につきだします。
これがまた何とも言えず不思議な光景ですヨ。

この風景は日本中この辺りでしか見られません。


さて、「留萌」を過ぎてしばらく行きますと「苫前」という小さな町が現れます。
ほとんどのライダーや旅行者にとっては、何の気なしに通り過ぎてしまうような小さな町です。

しかし・・しかしですよ。
あなたにちょっとした時間と好奇心があれば、ぜひ立ち寄って欲しいポイントがあるのです。

苫前から、R239への分岐に「三毛別」と書かれた標識が立っていると思います。
その標識に従って右折し、ほどなく現れる道道1049号へまた右折してください。

道には「とままえベアロード」という標識が立っているはずです。一本道なので迷うことはないでしょう。

道はその「三毛別」で行き止まりになります。

ここにはちょっとした「観光施設」があるのですが、それをご説明する前にぜひここで何が起こったのか?を事前にお読みください。

読んでる間僕もコーヒーでも飲んでお待ちしてますよ・・・



読みましたか??

ちょっと暑さも吹っ飛ぶ身の毛のよだつ話でしょ??

熊の食害による死亡事故は世界中で報告されておりますが、大正四年に起きたこの事件は、記録が残っている中では「世界熊害事件史上、最悪の大惨事」として知られています。

たった二日の間に7人を死に至らしめた例は、世界中どこを捜しても類を見ないほどなのです。

その現場がこの「三毛別」です。
吉村昭氏の「熊嵐」という小説のモデルにもなった事件ですので、ご存知の方もいるかもしれません。

ご興味がおありのようでしたら、読んでから現地に向かえば臨場感バッチリです。


ただし、現地に行ってみると分かるのですが、「観光地」としてはあまりにショボい施設です。

いくら百年近くも前の話とは言え、7名もの人名が失われている関係上あまりに観光の目玉として煽ることに躊躇いが見られるのはまぁしょうがないとは思うのですが、そもそもこの「三毛別事件」そのものが人々の関心をそれほど惹きつける性質のものでもないんでしょう。

お客さんの中の北海道通の方でも「ここに行ったことがある」という人はごく一握りのマイナースポットなのです。

僕自身は「バイクとヒグマとどっちが好き?」と聞かれれば、2〜3秒考えた末に「6:4でヒグマ」と答えるような嗜好の持ち主ですので、もう何の躊躇いもなく寄り道しましたが、誰にでも「オススメ」ってわけじゃないことだけはお断りしておきマス・・・・

目指せ最北端!・・・の巻
初めての北海道ツーリング!(一週間編) その3